1952-06-03 第13回国会 参議院 外務委員会 第36号
められたものだと思つておりますが、外務省のには恐るべき誤訳と政略があるから、だから私はそれを用いないで、ほかにそれよりも少しましな飜訳がよそにあるから、それを用いることにしますが、それによると、あの大西洋憲章の第四項には、「兩國は」両国というとイギリス、アメリカのことでありますが、「兩國は其の現存義務を適法に尊重し大國たると小國たると又戦勝國たると戰敗國たるとを問はず一切の國が其の經濟的繁榮に必要なる世界の通商及原料
められたものだと思つておりますが、外務省のには恐るべき誤訳と政略があるから、だから私はそれを用いないで、ほかにそれよりも少しましな飜訳がよそにあるから、それを用いることにしますが、それによると、あの大西洋憲章の第四項には、「兩國は」両国というとイギリス、アメリカのことでありますが、「兩國は其の現存義務を適法に尊重し大國たると小國たると又戦勝國たると戰敗國たるとを問はず一切の國が其の經濟的繁榮に必要なる世界の通商及原料
同時にこの貿易につきましても、すでに一九四一年の八月に、今度の戰争の出發點に際しまして、大西洋憲章が聲明されましたが、その中におきましても、すでに戰後の連合國の世界經濟に對する考え方として、米英両國はすべての國が經濟的繁栄のために必要な世界の通商及原料の均等條件における利用を具有することを促進するのだというような意向を、特に第四項としてうたつておるのでありまして、こういう方針によつて貿易通商機構というものを